こんにちは!
mamakaです。
2020年2月4日の『プロフェッショナル仕事の流儀』に、虐待・貧困支援の相談所の所長を務める高橋亜美(たかはし あみ)さんという人が出演されます。
児童相談所への虐待の相談件数は伸びているそうですね。
今も、この社会のどこかで辛い思いをしている子供がいるのかもしれないと思うと、もどかしい気持ちになります。
高橋亜美さんは虐待などを理由に児童養護施設や里親のもとで育ち、そこから巣立った子供たちには、継続したアフターケアが必要ということを訴えておられます。
そして、そのためのアフターケア相談所「ゆずりは」を設立し、所長を務めてもいるのです。
わたしも、子供の頃いじめに遭ったり、家族に受け入れてもらえないと感じながら成長したためだと思うのですが、アラフォーになったいまだに生きづらさを感じてます…。
わたしなんぞの辛さとは比べものにならないほど、虐待を受けた人の心の傷は深いものだと思うし、そうした人たちの生きづらさもまた、計り知れないほど根深いものですよね。
今日はそんな高橋亜美さんの経歴や学歴、プロフィールなどを調べてみました!
所長を務める相談所アフターケア相談所「ゆずりは」の場所などの情報もまとめてみましたよ。
高橋亜美さんはどんな人?
高橋亜美さんの人となりがわかりそうな情報をまとめてみました!
高橋亜美さん自身、虐待を受けていた
もともと友達を作るのが得意な明るい子供だったという高橋亜美さん。
小学4年生の時のこと。
高橋亜美さんのお父さんの亜土(あど)さんが、高橋亜美さんに卓球を教えることになりました。
そのときに虐待といえるほどの体罰を与えていたといいます。
亜土さんもそのときのことを振り返り、「自分の夢を押し付けていた」「酷い父親だった」と語っておられました。
本当に穏やかそうなお父さんでした。
当時も、普段は穏やかだったけれど、卓球の事となると豹変してしまうところがあったそうです。
親であるがゆえに思いつめてしまう事ってありますよね。
笑顔が消えてしまった当時の高橋亜美さん。
そのときに親友が寄り添ってくれたことが、高橋亜美さんの救いになったそう。
その時の経験もあり、「虐待で傷付いた子供たちの心を知りたい」と、福祉系の大学に進んだという訳です。
その後就いた仕事で、子供たちを助けようと思って「お前に何がわかる」というようなことを言われてしまうことに悩みます。
あるとき、小学生時代に支えになってくれたの親友から電話で「死にたい」と言われたときに「そんなこと言うな」「そんなこと言われたらこっちが苦しくなる」と答え、けんかになってしまいます。
親友からも「お前に何がわかる」「お前にそんな仕事無理」と言われてしまいます。
また後日親友から連絡があり、先日のことの謝罪と「仕事を辞めないで」という言葉をかけてもらいます。
しかし、親友はその2日後に命を絶ってしまったというのです。
高橋亜美さんは相談者に対して「がんばって」と励ますようなことをしなくなり、かついて親友がしてくれたようにただ寄り添うことにしたのだそう。
プロフィール
名前:高橋亜美(たかはし あみ)
生年月:1973年5月
居住地:滋賀県
学歴は?
高橋亜美さんは日本福祉事業大学を卒業されています。
福祉に特化した大学で、専門的な知識が身につけることができるようですよ。
偏差値:40
引用元:https://www.minkou.jp/university/school/20276/
経歴は?
高橋亜美さんの大学卒業後の経歴は以下のように紹介されていました。
自立援助ホーム「あすなろ荘」職員として、9年間勤務。
2011年4月、アフターケア相談所「ゆずりは」の所長に就任。
結婚してる?
高橋亜美さんは結婚されていることがわかりました。
夫と小学生の女の子がおられるそうです。
高橋亜美さんの支援はなにがすごいのか?
前述の通り、虐待などを理由に児童養護施設に入所したり里親のもとで育ったりして、そこから巣立った若者の支援をしている高橋亜美さん。
所長と務める相談所「ゆずりは」への年間の相談数は3万件に上るのだそう。
相談内容一例が以下です。
- 資金面など生活上のトラブル
- 就学や就労の相談
- 虐待など不適切な養育をしてしまう親の相談
たとえば、虐待を受けたトラウマで対人恐怖症を抱えている方が、生活に困窮し、役所から支援を受ける必要がある状況だとします。
でも、対人恐怖症があるために役所に赴き自分で交渉することができない。
そんな場合に高橋亜美さんは相談者とじっくり会話し、一緒に役所に行って交渉するなどするのです。
更にそれだけでなく、相談者と友達のように話をして心の辛さを受け止めたり、本当に一人一人の気持ちに寄り添っていると感じました。
「マニュアルはないと思っている」というのが印象的な言葉でした。
相談者に対して「話聞きますよ」という構えた感じでなく、「わたしの話も聞いてよ」くらいのざっくばらんな感じ…
相手が拍子抜けするような感じを心掛けているのだそう。
高橋亜美さん自身がすごくオープンな態度で「相談してくれて嬉しい」「あなたと話せて嬉しい」という雰囲気を出しているように思いました。
高橋亜美さんが目指すのは、その人が自尊心を取り戻し、再び社会で生きていくきっかけを作る「伴走型支援」。
原則18歳になると施設を出て自立しなければならなくなってしまう子供たち。
頼れる人がいなければ、どうにもならなくなってしまいますよね…。
アフターケア相談所「ゆずりは」の詳細!
アフターケアとは、児童養護施設から出た後の若者の支援をするということなのだそう。
「ゆずりは」は児童養護施設や自立援助ホームを退所した人たちを対象とした無料の相談所なのです。
【アフターケア相談所 ゆずりは】
場所:
〒185-0011
東京都国分寺市本多1丁目13−13
電話番号:042-315-6738
ゆずりはでは、誰でも訪れることのできる「誰でもサロン」という開放日のようなものを設けているようです。
「ゆずりは」では、一般就労が難しい方への事業として、毎週ジャムを作る工房を運営もされています。
SNSには「少しでも支援になればと思ってジャムを購入している」といった温かいコメントも寄せられていました。
地域の人に応援されている相談所のようですね。
以上、わたしが調べた高橋亜美さんの情報いろいろでした!
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